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「空を自由に飛びたい?‥私の出番だね!」 身長110cm 体重20k ドラえもんが持つ、もっともポピュラーなひみつ道具の一つ、頭に プロペラが付いた黄色い服を着ている小柄な娘 背は小さいがとても力持ちで人を両腕で掴んで頭に付いたプロペラを回転させ空を飛ぶ事が出来 連続して8時間まで飛行が可能 昔はヘリトンボとも呼ばれていた為、似た名前にはよく反応する 未来でも現代でも便利で人によく使われる反面、ストレスが溜まりやすく ある事件の時はバケコプターと言う道具の化け物に変身して ドラえもん達を襲ってしまう出来事があった。
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前へ ─305番道路─ のび太「て…敵が強すぎるよ…!」 のび太達は305番道路に入った辺りから既に危ない状態だった。 トレーナーの平均レベルは32。野生は28。 しかしのび太達は最高でのび太のピカチュウの30。 ドラえもんの最高レベルも28とかなり低い。 ジャイアンも苦戦した訳だ。 なんとかミナンの戦闘後に回復してくれるお陰で進めると言った感じだ。 ドラえもん「仕方ないよ…ここ進まなきゃ行けないんだもの…」 ようやくドラえもんが野生のナゾノクサを倒す。 のび太「そうは言ってもねぇ…えいっ!」 隙を見てロゼリアにスーパーボールを投げつける。 のび太「どうだ…?」 一回…また一回揺れる。一瞬止まった後もう一回揺れて、カチッと音がする。 のび太「やった!見てみてドラえもん!」 その時、ドラえもんの方でもカチッと言う音がする。 ドラえもん「のび太君、僕も捕まえられたよ!」 それに対してポケモン自体見ていなかったのび太は何を捕まえたか質問をする。 のび太「ねぇ?ドラえもんは何を捕まえたの?僕はロゼリアさ!」 それに対して少々ニヤついた後、こう答えた。 ドラえもん「それは秘密さ。また今度ね。」 そう言うと、また先へ進んで行った。 が、その後ドラえもんがトレーナーと目が合ってしまい全滅しかけた事は黙っておこう。 305番道路の半分辺りまで来ただろうか? ポケモン図鑑によると現在の時刻は15時13分。 305番道路へ入ったのは約40分前だ。 ここまで来るにはミナンの回復無しでは厳しかっただろう。 手持ちのポケモンも大分鍛えられ、余裕もやっと出来てきた。 と、そんな時一つの関門に差し掛かった。 のび太「これ…細い木だよね?」 そう、初代からずっと同じの秘伝マシン01『居合い切り』で切る事が出来る木だ。 ドラえもん「どうしよう…?ここまで来て引き返すわけには…」 細い木の前で立ち往生する二人。 ミナン「全くしょうがないわね…はい、秘伝マシン01。オオタチに覚えさせておきなさい」 そう言うと秘伝マシン01をのび太に渡す。 のび太「ありがとう…って何で君が持っているの?」 オオタチに居合い切りを覚えさせつつミナンに質問する。 ミナン「何言っているの?ジムバッチを入手するとそれに応じてポケモンセンターから秘伝マシンがもらえる」 ミナン「これ位トレーナーの常識でしょ?」 まだ意味が理解できないのび太にドラえもんが耳元でこっそり教える。 ドラえもん「つまりね、一人用ゲームを多人数プレイにするとそれなりの修正が入るんだ。」 ドラえもん「だから秘伝マシンはポケモンセンターで貰える風になっているわけ。」 まだよく理解していなかったが、オオタチが目の前の木を切ってくれたのでとりあえず先へ進む。 そこからはサクサク先へ進む。 ゲートに着いたと同時に上からオオスバメが降りてくる。 そう、ミナンのメタモンだ。 ミナン「お疲れ様、メタモン。」 そう言うと黒フードをバッグへとしまう。 のび太「あれ?黒フード着ないんだ?」 デリカシーの無い奴…そう思いつつもミナンは答えた。 ミナン「これを着ていると『私は警察に追われているミナンです』と言っていると同じでしょ?」 それだけ言うと二人に質問する。 ミナン「で。これから特訓するの?ポケモンセンターで休むの?」 それに対してのび太はすぐに答える。 のび太「もちろん特訓だよ。」 それを聞くとミナンが返答する。 ミナン「分かったわ。私はこの辺りに居るから、終わったら呼んでね。」 ドラえもん「分かったよ。じゃ、行こう!のび太君!」 そう言うと二人は特訓を開始する。 ─2時間後─ 辺りはもう真っ暗。明かりも無く星だけが頼りだ。 しばらくして、のび太達が特訓を終わらせ、ゲートで一休みする。 それに気づいたミナンはのび太達の方へ駆け寄ってくる。 ミナン「特訓はもう終わりにする?」 その質問にはのび太が返答する。 のび太「うん、もう疲れたよ…」 それを聞くと、分かった。とメタモンを戻し、三人でクリスタウンへ入る。 のび太の手持ち 【ピカチュウ36Lv】 【オオタチ33Lv】 【ロゼリア32Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)30Lv】 【ミズゴロウ(?)34Lv】 【メノクラゲ(?)32Lv】 【他不明】 ─クリスタウン─ 無色は 輝き 虹の町 町に入った瞬間、耳を痛めるような大きな音がする。 そして、大きなバイクに乗った連中がのび太達の周り集まってきた。 見た感じ暴走族のようだ。 その中の親玉と思われるスキンヘッズがのび太の後ろに居るミナンに対して話しかけてくる。 スキンヘッズ「よぉ!俺達と一緒にデートでもしない?」 説明しなくても分かるだろう。ナンパだ。 それに対してミナンは即答する。 ミナン「えぇ、いいわよ。この町から出てってくれるならいくらでも付き合ってあげるわ。」 それに対して子分達が反論してくる。 子分A「おうおうおう、生意気言ってんじゃねぇよ!」 子分B「俺達の溜まり場サイクリングロードに入れない事位しらねぇとは言わせねぇぞ!」 その後、ミナンが提案する。 ミナン「じゃ、私にポケモンバトルで勝ったらでもいいわよ。」 その言葉に暴走族達は乗ってくる。 子分C「上等だぁ!」 子分D「その言葉を言った事を後悔させてやるぜ!」 そう言うとドガース、ベトベターが数匹、マタドガスが一匹現れる。 そこに、今まで話が掴めず黙っていたのび太が質問する。 のび太「ね、ねぇ、手伝おうか?」 それに対して軽く返答する。 ミナン「出されると邪魔になるから一人でいいわ。メタモン!」 そう言うとメタモンを繰り出す。 のび太は「一人でいいわ」の意味は理解できたのだが「邪魔になる」の方は分からず 未だに混乱する。が、その意味は数分後に分かる事になる。 子分達「全員ヘドロ爆弾だぁ!」 沢山のヘドロ爆弾がメタモンへ向けて放たれる。 メタモンはそれを上手く回避し、接近する。 持ち物にスピードパウダーでも持たせていると思われる。 ミナン「変身!」 そして子分達のドガース、ベトベター達の奥に居るマタドガスの前まで来ると メタモンはマタドガスへと姿を変える。 ミナン「そして大爆発!」 マタドガスに変身したメタモンは大爆発を起こし 周りのドガース、ベトベター。そして親玉のマタドガスを道連れにして瀕死になる。 ミナン「はい。これで引き分け。じゃね~」 その様子を黙って見ていたのび太とドラえもんは、今の様子を見ているしかなかった。 後には、しぶしぶ違う人を再度ナンパする暴走族の姿が会った… がんばれ!暴走族! そして数分後、のび太達はミナンの案内でポケモンセンターへと辿り着く。 とりあえずのび太達はポケモンを預けた後、 待ち時間の間、地下に設置されている食堂へと向かう。 適当に食事を取った後、会話は始まる。 最初の始まりはのび太の一言からだった。 のび太「ねぇ、ミナン?」 その後すぐにミナンからの返事が来る。 ミナン「ん、何?」 返事を確認すると続けて質問を出す。 のび太「さっきの暴走族、『サイクリングロードに入れない』って言っていたけどあれ何でなの?」 その後ドラえもんもつけたす。 ドラえもん「それ、僕も気になったよ。何でなんだい?」 それにミナンは少し考えた後答える ミナン「カビゴンがサイクリングロードの前で寝転がっちゃったのよ。」 ミナン「そのせいで暴走族達はストレスが溜まって…元はいい人なんだけどね。」 一瞬の沈黙。その後のび太が提案する。 のび太「ねぇ?僕達でそのカビゴンをどけてあげれば事件解決じゃない?」 それにドラえもんが賛同する。 ドラえもん「いいね!そうしたら皆困らなくて済むよ!」 その話を打ち切ったのが、そう。ミナンだ。 ミナン「残念ね。ポケモンを起こす笛を持っている老人はパァルタウン。サイクリングロードの先よ。」 ミナン「もっとも、現在は行くにはロッククライムと岩砕きが必要ね。」 ミナン「岩砕きの秘伝マシンはトパーズジム倒したみたいだからもらえると思うけど。」 それだけ言うとまた食べ始める。 のび太はまた考えたがいい方法が思いつかない。 その時、ドラえもんが提案する。 ドラえもん「じゃ、ロッククライムを手に入れればカビゴンを退けられるんだね!」 それにミナンは少し意表を突かれたみたいだが、落ち着いて答える。 ミナン「え、えぇそうよ。ジムがあるし必ず行く事になると思うけど…」 その後、ドラえもんは一気に食事を食べ終わらせ、のび太に伝える。 ドラえもん「じゃ、明日9時にジム戦挑むよ!ロビー集合ね!」 それだけ言うとポケモンを受け取りに一階に上がっていった。 ミナン「じゃ、私も色々やりたい事あるし。また明日ね。」 そう言うとミナンも一階へ上がっていった。 のび太「僕も今日疲れたし、ポケモン受け取って寝るかな…」 そう言うと、食器を片付けて一階へ上がり、部屋を借りて寝た。 ─次の日。朝9時ポケモンセンターロビー─ ゲーム開始から二日目。 もっとも、現実世界では1分弱程度しか進んでいないのは気にするな。 のび太がロビーに着いた頃にはもうミナン、ドラえもんが居た。 ミナン「遅い!10分遅刻!」 いや、丁度なんですが。 あぁ、10分前に来なきゃいけないルールとかあるんですか。 そんな妄想での突っ込みは気にせず、ミナンが何かをのび太の手の中に持たせる。 ミナン「罰としてこれも保管してね!」 それを聞いた後に手の中の中身を確認した。分かりやすい無色の輝き。 『ダイヤモンド』 あれ?そういや最近宝石繋がりで何か思い出しそうなんだけれど…あれ? そんな事を考えているとドラえもんがやってくる。 ドラえもん「じゃ、ジム戦に挑みに行こうか。」 のび太はそれに答える。 のび太「うん。分かった。」 それを聞くとミナンを先頭に場所を案内してもらう事になった。 その前に受付で秘伝マシンの居合い切りと岩砕きを貰って。 クリスタウン。 夜来た時はもう疲れて周りを見る余裕など無かった。 しかし、今改めてみるとかなり美しい町だ。 そんな町を眺めながら、細い川に架けられた橋を渡り、ジムまで辿り着く。 ミナン「ここがクリスジムよ。じゃ、そこのベンチで待ってるね。」 そう言うと道の横に作られたベンチにミナンは腰掛ける。 のび太「じゃ、僕から先に行くよ。」 それを聞いたドラえもんはこう伝えた後ベンチへ移動する。 ドラえもん「分かった。気をつけてね。」 のび太の手持ち 【ピカチュウ36Lv】 【オオタチ33Lv】 【ロゼリア32Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)30Lv】 【ミズゴロウ(?)34Lv】 【メノクラゲ(?)32Lv】 【他不明 ─クリスジム─ のび太「ジム戦お願いします!」 その大きな声を聞くと、奥から小学4年生位だろうか? 幼女がやってくる。 ???「君が挑戦者?」 幼女がそう聞くと質問を質問で返すようにのび太が答える。 のび太「うん。そうだけど、ジムリーダーは何処?」 それに対して笑いながら幼女が答える ???「あははっ!私がこのジムリーダーのトゥナだよ!」 のび太はこんな子供でもジムリーダーになれるんだと驚く。 トゥナは話し続ける。 トゥナ「私の専門タイプは氷!凍てつく寒さで凍えちゃえ~♪行くよぉ~デリバード!」 前置きが妙に長いが…サンタの様な鳥ポケモン、デリバードを繰り出す。 のび太「行けぇ!オオタチ!」 のび太はオオタチを繰り出す のび太「先手必勝!乱れ引っ掻きだぁ!」 オオタチはデリバードに近づいて引っ掻こうとする。 トゥナ「デリバードに近づくなんて無謀だよぉ~高速スピン!」 デリバードは近づくオオタチを振り払うように高速スピンを繰り出す トゥナ「周って周って冷凍ビーム!」 デリバードは高速回転したままオオタチの足元を冷凍ビームで狙い続ける。 のび太「空中から居合い切りだぁ!」 横が駄目なら上からとジャンプして頭上から。と居合い切りを放つ。 トゥナ「残念でした!燕返し!」 オオタチの攻撃を下すれすれで回避。そして空中に居る間に頭上から燕返しを思いっきり当てる。 タイプ一致もあり、ダメージは大きく壁に叩きつけられるが。ギリギリ体力は残っているようだ。 のび太「くっ…戻れ、オオタチ。行け!ピカチュウ!10万ボルトだ!」 のび太の次に出したポケモンはピカチュウ。 すぐさま電気ショックを放ち、デリバードを一撃で瀕死にさせる。 トゥナ「あいたッ…負けないよ!ウリムー!穴を掘る!」 次に出したポケモンはウリムー。 すぐさま地面に潜り込む。 のび太「相性的に不利だな…戻れ、ピカチュウ!行け、ロゼリア!」 ロゼリアが出た瞬間、ウリムーの穴を掘るが炸裂する。が、致命傷にはまるでなっていない。 トゥナ「うっ…ウリムー!粉雪…」 のび太「させない!ギガドレイン!」 ウリムーよりロゼリアの方が先に動き、ギガドレインで相手のHPを吸収する。 効果抜群もあり、一撃でウリムーを倒す。 トゥナ「あ~あ、二匹目もやられちゃった。じゃ、行くよ!私の切り札!」 そしてトゥナは切り札…『ニューラ』を繰り出してくる… のび太「くっ!相性面では不利…なら!毒毒!」 しかし、勝負の決着はもう着いていた。 トゥナ「先制技『氷の礫』。切り札を出したからにはもう敵わないよ…!」 それを聞くと、次に出すポケモンを考える… オオタチしか無い。最後に残ったって氷の礫で一撃だ。 のび太「オオタチ!電光石火!」 トゥナ「氷の礫!」 HPが僅かなオオタチを繰り出し、少しでもダメージを与えるしかない。 が、相手の方が先立ったようだ。 氷の礫で一撃…かと思ったらそれを突き破り電光石火を当てる。 その後、オオタチは倒れた。 のび太「オオタチ、ありがとう。ピカチュウ!」 そしてのび太も、切り札のピカチュウを繰り出す。 トゥナ「冷凍パンチ!」 のび太「10万ボルト!」 激しい技がぶつかる。 少々ピカチュウの方が押しているようだ。 トゥナ「そう簡単には!負けられない!メタルクロー!」 爪が鋼鉄化し、ピカチュウに致命傷を負わせる。 が、ピカチュウは残り数HPで耐えた。 のび太「叩きつける!」 ピカチュウも尻尾を使い思いっきり相手に攻撃。大ダメージを与える。 両者残りHPは僅か…最後に両者は叫んだ。 のび太「電光石火!」 トゥナ「氷の礫!」 だが、ニューラは動けない…そう。特性静電気による麻痺だ。 動けないニューラに止めの電光石火が当たる。 電光石火を当てられたニューラは壁に叩きつけられ、瀕死となる。 トゥナ「あ~あ。負けちゃった。久々に熱くなれたよ。そんな君にこれをあげる!」 そう言うと、クリスバッチと技マシン13(冷凍ビーム)を渡してくれた。 のび太「ありがとう!」 そう言うと、のび太はクリスジムから出て行った。 外に出ると、まずドラえもんが話しかけてきた。 ドラえもん「ジム戦どうだった?」 それに対しては、以前誰かにやられた様にジムバッチを見せ付けてこう言った。 のび太「この通りさ。」 それを聞くと、ドラえもんは一言伝えてジムへ入っていった。 ドラえもん「行って来るね。 のび太の手持ち 【ピカチュウ38Lv】 【オオタチ34Lv】 【ロゼリア34Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)30Lv】 【ミズゴロウ(?)34Lv】 【メノクラゲ(?)32Lv】 【他不明】 ドラえもんがジムに入って行った後、ミナンが駆け寄ってきた。 ミナン「ジム戦終わったんだね。さっきの様子から勝ったのかな」 のび太はコクリと頷く。 ミナン「そっか。そういやちょっと用事あるからここで待っててね!」 そう言うとミナンはボールからピジョンを繰り出し何処かへ飛んでった。 仕方が無いのでさっき二人が座っていたベンチに座る事にした。 ─5分後─ ミナンが帰ってくる気配は無い。 ドラえもんもジム戦にもう暫く掛かりそうだ。 ─10分後─ 二人共まだ帰って来そうに無い。 仕方が無いので近くの自販機でサイコソーダを買って飲む。 ─15分後─ そろそろ終わってもいいんじゃないか…? いい加減ドラえもんの方が心配になってきた。 ─30分後─ ようやくドラえもんがジム戦を終わらせる。と同時にミナンも帰ってきた。 ドラえもん「ごめん、遅くなって。予想以上に強くてさ…」 ドラえもんはバッチを見せながらそう言う。 のび太「それでも勝ったんだ。おめでとう!そういやミナンは何処行ってたの?」 一瞬戸惑った後、ミナンはこう答えた。 ミナン「ちょ、ちょっとトパーズシティに買い物にね。」 とりあえず痛い所突いたみたいだ。それ以上の詮索はのび太はしなかった。 のび太「ふ~ん。じゃ、一旦ポケモンの回復したいしポケモンセンター戻ろうか。」 そう言うと、クリスタウンのポケモンセンターへ皆で戻る事になる。 ─ポケモンセンター─ まだ昼時前なのに先客が居たようだ。 何か聞き覚えのある声…そう。出来杉達だ。 出木杉「ふぅ…クリスタウンに着くのに予想以上に時間が掛かっちゃったね。」 それに隣に居るジャイアンが答える ジャイアン「あぁ、全くだぜ。」 その時、ジャイアンの隣に居るリーゼントもどき…そう。スネ夫だ。スネ夫が僕たちに気がつく。 スネ夫「あ!のび太にドラえもん!」 その声で二人も気がつく。 出木杉「やぁ、のび太君達もこれからジム戦かい?」 それにはドラえもんが答える。 ドラえもん「いや、僕達はついさっき終わらせてきたよ。」 それに驚く三人だったが、とりあえずおめでとうと言った後ジャイアンが質問する。 ジャイアン「そういえばそっちの姉ちゃん誰だい?」 そう。ミナンの事だ。 ミナン「私はミナンと言います。貴方達は…?」 ミナンが自己紹介。そして三人に質問する。 一番最初にスネ夫が自己紹介した。 スネ夫「僕は骨川スネ夫。この中で一番強いチャンピオンになる男さ。」 それを聞いた瞬間ジャイアンが首根っこを掴んで反論する。 ジャイアン「俺が一番強いんだぞ!分かっているのか?」 その間に出木杉が自己紹介する。 出木杉「僕は出木杉英才。宜しくお願いします。ミナンさん。」 その様子に気がつき、ボコボコにされて瀕死状態のスネ夫を捨て自己紹介する。 ジャイアン「俺は剛田武。ジャイアンって呼ばれている。宜しくな。」 その後、瀕死状態のスネ夫を掴む。 出木杉「じゃ、僕達はジム戦挑んでくるよ。また今度ね。」 そう言うとジャイアン達はポケモンセンターから出て行った。 それを見た後、ポケモンを預け少々早い昼飯を食べる事とする。 ─1時間後 in 食堂─ 食事も終わった。ポケモンの回復も終わった。 後はアストタウン目指すだけ! のび太「よし!そうと決まったらアストタウンに…」 その瞬間大きな声でミナンが反論した。 ミナン「嫌よ。307番道路は平均して12時間も掛かる道。」 ミナン「"運動神経無"の貴方となら"良くて14時間"は計算しているわ。」 ミナン「"今から行けば着くのは夜中"。多分"野宿"するわね。」 ミナン「しかも町を歩いているから"途中で『疲れたぁ…サイコソーダ無いの?』とか言いかねないし"」 ミナン「これらの事から今日はもう休む事を推奨しますッ!」 場が沈黙する。 いや、大部分がのび太に対しての皮肉なのだが図星(図星部分は見たとおり)。 仕方無しに今日は一日部屋で休む事となる。 影でのび太が泣いていた様な気もする…見なかったことにしよう。 一言ドラえもんは言い残し、部屋へ戻っていった。 ドラえもん「許してね、のび太君。」 その日の昼、隣ののび太の部屋に、泣き声が響いた。 ─次の日 朝4時─ 昨日早く休んだ分、今日は朝早くから起こされた。 先にドラえもんとミナンがロビーの椅子で待っていた。 ミナン「うんうん。今から行けば夕方には着くわね。一気に行くわよ!」 それを言うとのび太においしい水(2リットル)を手渡した。 多分『聞かれるのが面倒だから』先に渡しておいたのだろう。 もっとも、夜中の内にリュックにおいしい水がのび太の持っている他 先に買っといた3本に加えて6本入れられているのだが。 それを聞くとのび太の疲労ゲージが通常の二倍早く溜まるので秘密だ。 ─307番道路─ 第1感想。306番道路とさほどトレーナーの強さが変わり無い。 第2感想。予想以上に野宿している人が少ない。 ミナンと同じで到着時刻を予想して朝早くに行く人が多いのだろう。 他に気になったところは無い。普通の道と同じだ。 しかし… のび太「さ、先が見えないような気がするのは気のせいかな?」 息切れしつつ前に居るドラえもんに質問する。 ドラえもん「うん。気のせいだよ。」 嘘だ。先は薄い霧と暗闇で見えない。 のび太「は、はひぃ…リュ、リュックが重たい気がするんだけど気のせいかな?」 続けざまにドラえもんに質問する。 ドラえもん「うん。気のせいだよ。リュックの中は四次元ポケットと同じ構造だから。」 こっちは本当だ。ドラえもんの言っている事が正しい。 のび太「そ、そう言えば22世紀にもなって新ポケモン出てないの?」 更に続けざまに質問する。 ドラえもん「いや、ワールドプレイヤーには時代補正機能があってね」 ドラえもん「その時代までに出ているポケモンしか出ないようになっているんだ。」 こちらも本当。じゃなかったら既に新ポケモンとか現れるはずだ。 それから暫くはのび太の「はひぃ」「ふぅ」と言う声しか聞こえなくなった。 そしてもうすぐ夜が明ける。 そんな時、一つのセリフを思い出す。 ─ミナン「1週間後には間違いなく会うわね。」─ …後4日後か… その日に一体何が起きるのだろうか…? のび太の手持ち 【ピカチュウ39Lv】 【オオタチ36Lv】 【ロゼリア35Lv】 ガーネット、アメジスト、アクアマリン、ダイヤモンド所持 ドラえもんの手持ち 【カメール(?)??Lv】 【ミズゴロウ(?)??Lv】 【メノクラゲ(?)??Lv】 【他不明】 次へ
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802氏のデッキ キャラ パープルハンター 9 ハンターのいたずら 6 恐竜 バリオニクス 4 ディロフォサウルスSp 1 プレシオサウルスEv 4 パラサウロロフス 4 ウネンラギア 2 ひみつ道具 無敵砲台 2 どくさいスイッチ 2 人生やりなおし機 1 とりよせバッグ 3 バショー扇 2 唐突に1週目クリア記念 クリア時のデッキ晒し パープルハンターでドローサポート エナジープラスでエナジー確保 そのエナジーをキラースナイパーやひみつ道具に回す ピンチ時は基本の もしもボックス→とりよせバッグ→人生やり直し機 恐竜はコスト0~2と軽め。(Spは趣味、2画面ぶち抜きムービーイイネ) ひみつ道具のバランスは要調整か 807 名前: 枯れた名無しの水平思考 2006/03/22(水) コレは強い! と思ったカードが出たらそのパックを大量に買って揃えた。 金稼ぎはボス狩った。 バリオニクスは強い割に第1弾から出るので集めやすいかと。 コスト1 攻撃力30 HP20という高スペックのディノニクスも第1弾だし。 どくさいスイッチ、無敵砲台、とりよせバッグは全て3弾から出るので買え買え 更にジュラ紀のアカムラが除去を両方持ってるので、 デッキ試しに戦って、第3弾買って、とやってたら4枚揃った 195氏のデッキ 使用キャラ:ドラえもん キャラ ドラえもん 5 スネ夫 5 こまった時のドラえもん 2 スネ夫のヒステリー 1 スネ夫のコレクション 2 恐竜 ズンガリプテルス 2 タペヤラ 2 シャロヴィプテリスク 2 ディノケファロサウルス 3 プテラノドンsp 1 プロガノケリスEv 2 ひみつ道具 アタールガン 3 無敵砲台 1 悪魔のパスポート 2 どくさいスイッチ 1 ミニドラえもん 1 人生やりなおし機 1 カムカムキャット 2 とりよせバッグ 2 序盤はアタールガン、悪魔のパスポートで相手をけん制。 カムカムキャット、とりよせバックで速攻「こまった時のドラえもん」を作る。 スネオのチームでエナジーを出し、アタールガン、パスポートを使いまわすことで 相手を封殺する。 ひみつ道具で除去しきれない恐竜はスナイパーで消す。 ボス戦なら相手の攻撃は全通し、スペシャルを狙う。 特に「困ったときのドラえもん」ととりよせバックがあるときに発動すると 相当うそ臭い動きが可能。 もう一つの勝ちパターンとして「スネオのヒステリー」「スネオのコレクション」が両方あると 山札を全部ひき切れるので何でもあり状態に。 780氏のデッキ ティラノライダー 6 ほえたけるティラノ 2 はんげきのティラノ 2 いかりくるうティラノ 2 カルノタサウルス 2 カルノタサウルスEv 4 アロサウルスEv 1 ティラノサウルス 4 ティラノサウルスSP 3 SLえんとつ 4 ムードもりあげ楽団 1 呼びつけブザー 2 桃太郎印のきびだんご 3 Yロウ 3 ハッスルネジ巻き 1 力押しでいく
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ドラえもん(テレビ朝日) ドラえもん 2023年7月~23年9月 共通事項 放送時間…土曜17 00~17 30 絨毯の上に 日本コロムビア、BANDAI、小学館、エポック社 以外カラー表記 固定スポンサー 2023年7月1日 0’30”…TAKARA TOMY(タカラトミー)、Hotto Motto、日本コロムビア、BANDAI、小学館、M(McDonald's)、任天堂 2023年7月15日 0’30”…Hotto Motto、TAKARA TOMY(タカラトミー)、小学館、BANDAI、M(McDonald's)、任天堂、Rakuten 楽天損保(PT) 2023年7月29日 1’00”…BANDAI 0’30”…Hotto Motto、小学館、任天堂、M(McDonald's)、TAKARA TOMY(タカラトミー) 2023年8月5日 0’30”…TAKARA TOMY(タカラトミー)、M(McDonald's)、エポック社、Hotto Motto、BANDAI、小学館、任天堂 2023年9月16日 0’30”…LOTTE、TAKARA TOMY(タカラトミー)、小学館、任天堂、BANDAI、M(McDonald's)、Rakuten(PT) 2023年9月30日 0’30”…TAKARA TOMY(タカラトミー)、任天堂、M(McDonald's)、小学館、日清食品(PT)、Rakuten(PT)、ZOJIRUSHI(PT) @BSS山陰放送 (テレ朝系列外遅れネット) + ... 共通事項 基本の放送時間…日曜05 45~06 15 固定スポンサー 2023年7月2日 秒数不明…Life Design KABAYA
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9ページ目 ドラえもん「くそ、くそ、くそ!」 ドラえもんは空き地にいた。土管を殴って怒りを静めている。 ジャイアン「ドラえもん?」 ドラえもん「ジャイアン!大丈夫なの!?」 ジャイアン「なわけないだろ?のび太のヤローは?」 ドラえもん「出所して、パパを食べて、ママをかっ切った」 ジャイアン「よくわからんが分かった。のび太め許せない」 ドラえもん「あぁ。僕も覚悟を決めた」 ジャイアン「おい、その道具は」 ドラえもん「スモールライト。これであいつを小さくして、死なない程度に拷問する」 ジャイアン「手伝うぜ」 ドラえもん「ありがとう。次に行く場所は想像がつく。のび太くんはジャイ子と結婚するのがいやで殺したんだ」 ジャイアン「なに!?」 ドラえもん「そういう未来だった。けどのび太くんはしずかちゃんが好きなんだ」 ジャイアン「じゃあ次はしずかちゃんを!?」 ドラえもん「殺しはしないが静かちゃん家に行くだろう。結婚するために」 ジャイアン「けどしずかちゃんは断るだろ!?」 ドラえもん「今流行りの出来ちゃった婚をしってるだろ?のび太くんはしずかちゃんを妊娠させる気だ」 ジャイアン「そんなバカな」 ドラえもん「とにかく急ごう!」 次へ トップへ
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テレビ放送が終了し、ノイズ画面に切り替わる。 のび太とドラえもんは就寝中だった。 するとテレビに海の場面が映る。 『遥かに続く白い砂浜。目にしみるような青い青い海。太陽は明るく、1年中海水浴をお楽しみいただけます。さらに素晴らしいことに、参謀を囲む真山は絶好のハイキングコース…… 色とりどりの草木に飾られ、万年雪の山ではいつでもスキーができます!」 パパ「へぇーっ、そんないいところがあるんだ……」 『是非1度お出かけください。ブリキンホテルは皆様のお越しをお待ちしております……」 パパ「へっ。こういうところは予約をとるのが大変なんだよな……」 『いえいえ。当ホテルではお部屋は限りなくございますよ』 パパ「ん?」 『いかがですか?」 パパ「あーっ。だったらたまには家族旅行もいいかな……」 『毎度ありがとうございます』 画面が再びノイズに戻る。 パパはチャンネルを変えるが、どれもノイズだった。 パパ「なーんだ……」 するとママが起きてくる。 ママ「あら? まぁ、今何時だと思ってるの? パパ、パパ!」 パパ「ん?」 ママ「またテレビつけっぱなしで。ちゃんと寝ないと風邪ひきますよ?」 パパ「わかった、わかった」 のび太「ドラえもーん!!」 |ドラえもんのび太とブリキの迷宮|
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第一話 「のび太君、外で遊びなよ」 最近、ジャイアンののび太に対する暴力が過激になってきている。 一年前までは異次元で共に戦った仲なのにその友情は完全に崩壊していた。 唯一の友達であるしずちゃんは出来杉と恋仲になり、のび太とは疎遠になっているため 完全に孤独になっていた。当然、外にでても遊ぶ相手なんているわけがない。 のび太はいつもドラえもんの言うこの言葉が耳障りで無視していた。 ある日、ドラえもんはのび太がくいつきそうな話題を出してみた。 「ポケモンの世界に行ってみない?」 ドラえもん言ってることを妖しく感じたのび太だったが、 のび太はポケモンの世界ということで昔の好奇心が蘇り「行きたい!」と、そう強く言った。 「本当にいいんだね?」 ドラえもんの口元がわずかに歪んだ。 のび太は気づいていなかった。 「うん!」 「もしもBOX~!!さあのび太君、この中に入って」 のび太はボックスの中に入り目の前が真っ暗になった。 のび太の視界が開いたとき、そこはのび太の家ではなく カントー地方へと変貌していた。 その世界を見て、久しぶりの興奮を感じているのび太の耳にドラえもんの声が聞こえた。 「のび太君、君がバトルドランティアを制覇するまで 元の世界に戻れないようにしておいたからね」 「ちょっとどういうつもりだよ!」 「最近の君は堕落しすぎているからね。そこで身体を鍛えるといいよ」 これがドラえもんの真のねらいだった。 この行為に憤りを感じながらものび太は冷静さを欠かさずに答えた。 「バトルドランティアなんて簡単さ!3ヶ月でポケモンを育てて制覇してやるよ」 のび太はオーキド博士の研究所に招かれた。 オーキド博士はドラえもんと面識があるようだ。 「君がのび太くんだね?わしはポケモンの研究をしておるオーキドという者じゃ。 ドラえもんから話は聞いているよ。このイーブイを君にあげよう」 「ありがとうございます!がんばろうなイーブイ!」 イーブイは主人が間抜けそうな顔をしていて少し不機嫌になった。 それを察知したのび太はイーブイ以上に不機嫌になった。 その一匹と一人を見てオーキドは笑いながら 「ポケモンと仲良くなることがトレーナーの最初の仕事じゃよ」 とアドバイスしが、案の定のび太は聞いていなかった。 のび太の現在の状況 イーブイ♀ Lv5 のび太が研究所を後にしようとしたとき、扉が突然開き 少年がづかづかと入りはじめた。 「おい!じーさんよぉ、俺もう14だぜ。そろそろポケモンくれよ」 「おお、グリーンか!久しぶりじゃの。その三匹から選びなさい」 グリーンと呼ばれた少年はヒトカゲの入っているボールを鷲掴みしてポケットに入れた 「そういえばファイア君とリーフちゃんはどうした?一緒に旅をするのでは なかったのか?」 「あいつらがトロいからフライイングさせてもらったぜ。ところでそいつは 誰なんだ?」 グリーンはのび太に指を差した。 オーキドがのび太の説明をした後、グリーンは口元を歪めて言った。 「おい、そこの間抜けそうなメガネよぉバトルしないか?」 プライドの高いのび太は簡単に挑発に乗った。 「ふん、調子にのるなよ!いけイーブイ!敵をギタンギタンにしてやれ!」 初めてのバトルにのび太は高揚してジャイアンみたいになった。 一方、グリーンはさっき入手したヒトカゲを繰り出す。 のび太は図鑑でイーブイが今使えるわざを調べた、しかし攻撃系のわざが ないようだ。どうみても敗北です、ありg(ryな状態である。 当然、素人ののび太にこの状況を打破する策は思いつかず頭を抱えた。 イーブイはそんな主人をみながら呆れながらも自分の非力さに苛立ちを覚えた。 グリーンは二人をあざ笑いながら、ヒトカゲに攻撃の指示を出した。 イーブイの皮膚にヒトカゲの爪が食い込み、悲痛なイーブイの鳴き声が研究所 に木霊した。 「ク・・・もどれ、イーブイ」 元々、優しい性格であるのび太はこの選択を選ぶのに躊躇はなかった。 グリーンの嫌味な嘲笑いはとまらない。 「へへ、初めてのバトルだったが余裕で勝てたぜ。こりゃぁバトルドランティアも余裕で 制覇できるぜ。じゃあな爺さん」 グリーンは初勝利の快感をかみしめながら研究所を後にした。 「のび太君、大丈夫かね?」 「悔しいです。イーブイになにもしてやれなくて・・・」 のび太は自分のトレーナーとしての責任のなさにただただ絶望するばかりであった。 「君はトレーナーを始めたばかりなんだ。最初に言ったがトレーナーの最初の仕事は ポケモンと仲良くなることじゃ。そして、辛い事をポケモンと乗り越える。 それが真のトレーナーなんじゃ。バトルに勝つことがすべてではない。」 このオーキドの言葉を背に受け、のび太は重い足取りで旅へ出た。
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前へ ドラえもんはそう言い、部屋の中に入ってきてパチンと灯りのスイッチを入れた。 部屋が一気に明るくなり、人型、ダルマ型の二つの影のシルエットが出来る。 人型の影の口が動く。 のび太「いや、僕も今来たばかりだよ。 っていうかなんだい? 僕を突然呼び出して。」 のび太は言った。 ドラえもん「まあまあ。 二人っきりで話したい事もあるもんだよ。 まあなんだい。これでも食べて機嫌直してよ。 チョウジ特産のいかりまんじゅう。美味しいよ。」 ドラえもんはのび太をなだめながら、自分の手の様に丸いまんじゅうを差し出す。 のび太は怪訝そうな顔をしていたが、やがてそれを手に取り、口に入れた。 ドラえもんは満足そうな笑顔を浮かべ、話を切り出す。 ドラえもん「のび太君。 君の望み通りロケット団の連中の被害は最小限に抑えたよ。 負傷者はたくさんいるけど死者はコウただ一人だ。」 のび太は口をもぐつかせながら話を聞く。 のび太「それは良かった。 敵も味方も傷つく人は少ない方がいいもんね。 まあ、コウっていう人は残念だったけど……」 のび太はまんじゅうを呑み込み言う。 その時、ドラえもんの目がキラリと光った。 ドラえもん「そう! 話はコウについての事なんだけど……。 くだらないと思うけど少しで良いから聞いてくれないかい?」 ドラえもんが言う。 話し方は穏やかだが、何か、威圧感というか、「聞かなければただじゃおかない」。そんな空気をかもしだしていた。 それを感じてか、感じずか、のび太は椅子に深く腰をかけ、話を続けてのジェスチャーをする。 ドラえもんはそれを確認し、礼を言って話し始めた。 ドラえもん「まず、僕が不自然と思った点の一つ、コウの死に方から話していこう。 以前にも話したと思うけどこの世界の人間は、外部からの人間、すなわち僕らから直接的でも間接的でも、何らかのフラグを立てられなければ、「勝手に」死亡したり居なくなったりするのは有り得ないんだ。 簡単に言うと、 1・僕らが死ぬ様に仕向ける。 2・僕らが直接殺害する。 以上の二点以外の理由で、キャラが死ぬのは有り得ないという事だよ。 そしてコウは殺されたのではなく、自らの不注意からの死亡。 それは1の「何者かがコウが死ぬ様に仕向けた。」ということを示唆しているのは分かるね?」 ドラえもんに訊かれ、のび太は頷く。 ドラえもんは続けた。 ドラえもん「そして、その死亡フラグを満たせるのはゲーム外の人間だけだから、コウが死んだフラグを立てたのは僕らの誰かか、もしくは時間犯罪者ということになる。 そしてそのフラグを立てたのは十中八九時間犯罪者だろう。 以上の事からある事実が浮かび上がる! 時間犯罪者はあの日、コガネ内でコウに遭遇しているということだ!」 ドラえもんの声が静が支配するこの部屋に響く。 のび太が何事か口を開こうとした。 声が裏返りそうで出る気がしない。 のび太は爪を噛む。 暗がりでよく見えないが、鬼人の様な目付きで相対している。 のび太の反応を待たず、ドラえもんは続ける。 ドラえもん「だが、ここでまたある疑問点が浮上する。 それは「果たしてあの完璧な包囲網とロケット団の見張りをかいくぐり、コガネ内に侵入できるか?」ということ。 答えはほぼ不可能。 皆コガネに内に戻った奴は居ないと言っている。 故にコガネには幹部と僕らしか居なかった事になる。 僕はラジオ塔前に居たしからコウに接触するのは不可能。 ジャイアンもスネ夫も幹部と闘っていたから不可能。 すると、コガネ内にいた人物でアリバイが無く、コウと接触出来るのは……」 ドラえもんはのび太を睨んだ。 ドラえもん「君しか居ないんだよ………のび太君。」 のび太「何!?ドラえもんは僕が時間犯罪者って言いたいの!?」 のび太は膨れっ面をして言う。 まだ………まだ誤魔化せる。決定的な証拠は無い。 のび太は爪を噛み続ける。うっすら血が滲んでいた。 ドラえもん「いや、君が時間犯罪者と言ってる訳じゃない。 ただアリバイが無いからあの日何をしていたのか聞きたいんだ。」 ドラえもんが言ってくる。 のび太「………場所何て分からないよ。迷ってたんだから……。」 のび太は小さく答えた。 ドラえもんが畳み掛けてくる。 ドラえもん「誰とも会わなかった?戦わなかった?」 のび太「会ってないよ。戦ってないよ。」 ドラえもん「ふーん。 誰とも会わなかったの。おかしいなあ。 じゃあさ、君の首の後ろにある傷。 それはどうやって出来たの? 何処かにぶつけた様な傷じゃない。 何か鋭利な刃物で切り裂かれたみたいだね。」 のび太「なっ………!」 やられた。 のび太はそう思った。 ドラえもんはのび太に歩み寄る。 ドラえもん「その傷は侵入前には無かった。 君、絶対中で誰かと戦ってるよね? 嘘をついた理由。今度はそれを聞かせて貰うよ。 まあ、理由は分かりきっているけどね。 君は僕の策にハマったんだよ。」 言い逃れ出来ない。 のび太はそんな状況に陥った。 のび太はポケットに手を突っ込み暫し黙っていた。 そして小さくポツリと言った。 のび太「………だから。」 ドラえもん「は?聞こえない」 最初、ドラえもんは聞き取る事が出来無かった。 しかし、のび太の中でプツンと何かがふっ切れ突然狂った様に笑いだした。 そして今度ははっきり聞こえる様に言った。 のび太「俺が……俺が時間犯罪者だからだよ。 ドラえもん。」 俺は時間犯罪者だ。 のび太の冷たい声、それに伴う薄気味悪い笑いが室内に響く。 目付き、顔付き、かもしだすオーラ。全てがのび太少年のそれとは違う。 間違い無い。正真正銘、コイツは時間犯罪者だ。 今まで求めていた敵。それに辿り着いたドラえもん。 丸い額にはうっすら汗の様な物が見える。 身構えるドラえもんに、のび太が言った。 のび太「ドラえもんよ……。 まあ、そう身構えなさんな。とりあえず、一つ話をさせろよ。」 ドラえもん「……話はこのままで聞く!」 のび太が言うが、ドラえもんは臨戦体制を崩さない。 手にはボールが握られている。 今にも攻撃を開始しそうな勢いだったが、ドラえもんがそれを実行することは無かった。 のび太の口から思いもよらない衝撃的な言葉が飛び出したからだ。 のび太「おお、恐えなあ。 まあ、俺の話を聞いてくれ。 お前の言う「遠隔で人を殺す方法」を教えてやるよ。」 ドラえもん「なにッ?」 思わずドラえもんも足が止まる。 のび太はキシシシシシと笑った。 自分の会話のペースに相手をひきずきこめれば完璧に有利になれる。 それをのび太は熟知していた。 のび太『もう殺すのは確定だから別に見せても構わないだろう。』 のび太は机からノートを取り、ドラえもんに見せる。 のび太は言った。 のび太「全てのタネはこのノート。 信じられねえだろうが、このノートに人の名前と手持ちポケモンを書けばソイツは死ぬ。 死因、死亡時間も書けばその通りになる。 便利だろ?」 ドラえもんのドングリ眼が見開かれる。 にわかには信じ難かった。 そんなものは22世紀にも存在しない。 だが、それは高確率で本当の事だろう。 そう考えれば、しずか、コウ、ミカン、ヨシト等の死亡が全て納得のいくものに変わる。 そして自分達が生きているのも。 ドラえもんはのび太の言葉の衝撃に驚きを隠せなかった。 しかし、その驚きは次第に怒りに変わる。 コイツはゲームとはいえ、その殺人ノートでしずかちゃんを殺した。 スネ夫、ジャイアンにも恐怖を与えた。 目の前にいるのび太はやはり消されてすり変わっているのだろう。 と、言うことはコイツはのび太の命も奪った事になる。 ドラえもん「絶対に許せない!」 ドラえもんは怒りを爆発させた。 そしてその怒りにより青い顔はトマトの様に赤くなる。 ドラえもん「許せなーい!!絶対に許せなーい!」 ドラえもんはボールに手をかける。顔は鬼の様な形相。 しかし、それに臆する事なくのび太は言った。 のび太「キシシシシシ。今更もう手遅れだよ。 お前の名前は……」 のび太は自らのポケットをまさぐる。 そして一枚の紙を取り出した。 のび太「既にこれに書いてあんだよ!キシシシシシ……。」 のび太が取り出した紙。 それは先程書いていた名前の未完成なノートの切れはし。 しかし、今のそれは血の濁点が振られ完全な物になっていた。 ドラえもんのは青ざめ、元の色を取り戻した。 ドラえもんは力無く膝をつく。 のび太はゲンガーを繰り出し言った。 のび太「お前に残された時間はあと10秒。おっと、自分はロボットだから効かないなんて甘い考えを抱くなよ。 死、終わりは平等。 これはこの世の全ての物に言える事だ。」 ノートの効果発揮まであと、5秒。 4秒。 3秒。 2秒。 1秒。 0。 のび太「時間だ。死ね。」 ………………………。 のび太「?」 時間は間違い無く40秒経った。 ドラえもんは普通なら死ぬハズ。 しかし何故。何故。 のび太「何故テメエは………何故テメエは死なねえんだあああ!!!!」 のび太の叫びが響く。 信じられ無かった。 確実に書いたのに生きているハズが無い。 でも、目の前の青狸は死ぬどころか、苦しむ様子さえも見られない。 のび太『ヤバイ。ここまでバラしたのに何故死なない!』のび太は焦る。 ドラえもんも訳が分からない。 ドラえもん『奴の驚きっぷり。かなりイレギュラーな事態なんだろう!』 ドラえもんはこれを千載一遇のチャンスと考えた。 ドラえもん「うがあああああ。」 ドラえもんはのび太に飛びかかる。 ドラえもんの球状の手がのび太の顔面に伸びようとしたとき、のび太は我に帰った。 のび太「安物ロボットの癖に俺に触れんじゃねえええッ! シャドーボールだ!」 のび太の本体は、ドラえもんに向けて漆黒の球を放った。 スネ夫「ジャイアン、あれ、どういう事だと思う?」 宴の中、とうとう住民から相手にされなくなったスネ夫はジャイアンに話しかける。 ジャイアン「は?はには?はんのほろら?」 それを聞くジャイアンの口の中には大量の食べ物が詰め込まれている。 これではまとも会話にならないので、スネ夫は先にそれを呑み込むように促す。 口の中のを物を異に収めたジャイアンは下品なゲップを上げ、言った。 ジャイアン「で、何のことだ?」 スネ夫「さっきドラえもんが言ってた事だよ!」 ジャイアン「ああ、のび太が時間犯罪者だとかいうアレか。」 ジャイアンは、興味は無いよとばかりに呟き、食事に戻った。 スネ夫「……………能無しが。」 実は二人は、既にドラえもんから二つの事を言われていた。 一つ目はのび太が時間犯罪者であるかも知れないということ。 二つ目は、今日を境にドラえもんが行方不明になる、若しくはドラえもんが明らかに誰かに襲われて壊れているのを発見した場合、のび太を時間犯罪者として優先的に疑え、というものである。 ジャイアンはそれを笑い飛ばしたが、スネ夫は正直それに何処か思い当たる節があった。 なんというか頭が良くなった、そんな感じである。 だが、その疑念も実際はあって無いような物。 しかし、有り得ない事では無いのでとりあえず注意する必要はあると思い、ジャイアンに相談しようとした訳だ。 しかし、そのジャイアン。 食事に必死でスネ夫の話を聞いてくれない。 今も軽くあしらわれたばかりである。 スネ夫「ジャイアン、ジャイアン?」 話をしたいスネ夫はジャイアンの背中を擦り呼び掛ける。 しかし、食事中のジャイアンは止められない。 ジャイアンはスネ夫に一発裏拳を食らわすと スネ夫「ボッ!」 と言いスネ夫はその場に倒れた。 ジャイアンは依然と栄養補給を続ける。 スネ夫「イテテテテ…………」 スネ夫『このゴリラいつか殺す』 スネ夫は鼻を押さえて立ち上がる。 鼻からは鼻血が出ている。拭かねば。 スネ夫がティッシュを探していると、誰かが手を差しのべてきた。 「鼻血が出てるよ。はい、ティッシュ。」 スネ夫「ん?ああ。」 スネ夫はなんの違和感も無くそれを受取り、鼻に詰め鼻血を止める。 一通り作業が終わったスネ夫は礼を言うために顔を上げた。 スネ夫「ありが……わわっ!」 スネ夫は一風変わった叫びを上げると目の前の人物の名前を言った。 スネ夫「のっ、のび太!!」 スネ夫は思わず後退りし、唾を呑み込む。 噂をすれば影。 そんな諺がぴったりな状況だった。 しかも、こののび太、心なしかいつもののび太と違う気がする。 のび太は後退りするスネ夫を追う様に一歩こっちに踏み出してくる。 のび太に今の話を聞かれたかな? もしも、もしも聞かれていて、もしもドラえもんの考え通りなら……。 ケサレル。 スネ夫「うああああッ!」 恐怖によりスネ夫は後ろに飛び退いた。 その勢いで尻餅をつく。 ジャイアンはまだ気づいていないようだ。 のび太は尚も近寄ってくる。 そしてスネ夫にのび太の手がのびる。 スネ夫『マッ、ママァァーッ!』 スネ夫は目を瞑った。 のび太の声が静かに響いた。 のび太「スネ夫……。ティッシュ返して。」 スネ夫「へ?」 スネ夫はふぬけた声を上げた。 のび太は更に手をつきだす。 のび太「返してよ、ティッシュ。」 スネ夫「ええ、ん、ああ。 ほら。」 予想外(?)の言葉に一瞬動揺したスネ夫。 おぼつかない手付きでティッシュをのび太に返す。 のび太にそれを渡すとき、スネ夫はある者の存在に気づいた。 真ん丸二頭身の体に青色ボディ。 それは間違い無く スネ夫「ドラえもん……。」 だった。 スネ夫を見下ろしのび太は言う。 のび太「スネ夫さ、なんで僕にそんなにヒビってるの? あ、まさか…… 僕の事を時間犯罪者と思ってるの?」 スネ夫はその質問に目が泳いだ。 そんな単刀直入に言うとは。 なんと答えればいいのか流石のスネ夫も分からない。 黙り込むスネ夫の返答を待たず、のび太は言った。 のび太「大丈夫だよ。 さっきドラえもんと話したんだ。誤解はすっかり解いたよ。 ねぇ、ドラえもん。」 ドラえもんはコクリと頷く。 スネ夫は予想だにしない展開にポカーンとしていた。 のび太「あ、それだけ言いに来たから、じゃ、行こう。ドラえもん。」 のび太はドラえもんを連れて去って行った。 スネ夫はただそれを呆然と見つめることしか出来なかった。 スネ夫達のいる場所から少し離れた所で、アカネはいかりまんじゅうをほうばっていた。 そして、彼女の手が19個目のまんじゅうに伸びた時、あることに気付いた。 アカネ「あれ?ウチのボールが一個足りん……」 次へ
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前へ ニビシティ 「ドラえもん、スネオ、しずか、出木杉か」 夕方5時、ニビシティについたのび太は、まずポケモンセンターの名簿を確認した。 『ジャイアンがいないな。あの性格だと何も考えずに突撃しそうなのに』 まあ、そんなのどうでもいいか。 『結局最後まで勝ち残った奴が勝つんだから』 スネオと違いちゃんとルールを覚えていたのび太。 いろいろな意味で成長の色が見られる。 そうして回復したポケモンを受け取り、のび太はニビジムに向かった。 タケシ認定トレーナー スネオ 出木杉 しずか ドラえもん 「あれ?この順番ポケモンセンターとは違うな。 確かポケモンセンターの名簿の順番は・・・・・・」 「そこの少年!さっさと来い!」 ぶつぶつと独り言をしゃべっているとタケシから激が飛んだ。 タケシの怒声を聞くと、のび太は急いでタケシの下に走った。 ニビジムでの戦いは接線だった。 ヒトカゲの煙幕で相手をかく乱して、隙を着いてメタルクロ―で攻撃。 ヒトカゲが倒れた後、何とかピカチュウの電光石火で止めを刺しきったのだった。 「やるな少年。グレーバッジをやろう」 タケシからグレーバッジを受け取り、のび太はポケモンセンターに向かった。 ポケモンセンターに戻ったのび太が目にしたのは、両手をお腹のポケットに入れた 親友の姿だった。 「ドラえもん!会いたかったよ」 「のび太君!今まで大丈夫だった?」 ドラえもんが会うなり心配の声をかけるのでのび太はムッとした。 「ドラえもん。僕だって、いつまでも子供じゃないよ大丈夫さ」 「そうかあ、成長したんだねえ」 ドラえもんが珍しくのび太を誉めた。 それだけでのび太は満足だった。 僕はドラえもんと今までにあった事を話した。 出木杉に負けた事。 ポケモンゲットをしたこと。 ジムをクリアしたこと。 全部自分の手でやりきったということ。 ドラえもんは全部聞いてくれていた。 「一人で旅するのもいいけど僕は皆で旅するほうがいいかな」 「そうだねえ、やっぱり。皆でワイワイ言ったりして旅するのも楽しいと思うよ」 ドラえもんは僕に同意してくれた。 「でもね、僕は嬉しいよ。のび太君が一人でここまで来てくれたことを」 ドラえもんと話すとのび太は元気が出てきた。 「聞いてくれてありがとうねドラえもん!」 ドラえもんはその様子を見ると安心したように笑い、僕にある提案をした。 「どうだい?のび太君。僕とおつきみやまを越えるまで一緒に行かない? 皆じゃなくて、僕だけだけどね」 のび太にとって、これはとても嬉しい提案だ。 「うん、ありがとう!僕にとっても嬉しいよ!よろしくね!ドラえもん!」 一瞬ドラえもんが残念そうな顔を見せたような気がしたが、 ドラえもんは両手の片方をポケットから出し握手を求めた。 僕が手を出した丁度その時だった。 『ドォォォォーーーン!!!!』と言う爆発音が鳴ったのは。 「大変だーー!謎の集団がおつきみやまを占拠した!」 「「なんだって!?」」 それを聞いたのび太とドラえもんが驚きの声をあげた。 『どういうことだ?こんなイベントはなかったはず』 ドラえもんは何か嫌な予感を感じているみたいだ。 「のび太君!僕は家に帰れるか見てくる!君は皆にポケモン図鑑で連絡してくれ!」 ドラえもんが焦っている。 「ええ!どういうこと!」 だが僕は冷静に判断できない。 「緊急事態なんだ!早く!」 ドラえもんがそう言い放って駆け出した。 ポケモンセンターの扉を開けてドラえもんが出て行くと、 すぐにジャイアンが入ってきた。 「ジャイアン!」 僕が助けを求めるような声で叫ぶ。 「おう!のび太じゃねえか。何を慌ててるんだ?」 気の抜けた声で返事をするジャイアンに、僕がイラっとしながら状況を伝える。 「そんなことよりポケモン図鑑で皆にここに集まるように連絡するのを手伝ってよ!」 僕の様子にジャイアンも異常事態があることを察した。 「わかった!俺はどうすればいいんだ!?」 ようやく異常事態を理解したジャイアンが僕に聞く。 「しずかちゃんにはもう僕から連絡したからスネオに連絡して! 僕は出木杉に連絡するから!」 僕はそういうと、ポケモン図鑑に目を落とした。 「わかった!」 僕の返事を聞かずジャイアンもポケモン図鑑でスネオに連絡を取った。 まず最初にしずかちゃんが来た。 「のび太さん。どういうこと?」 「僕もわからないよ」 僕が率直な感想を述べる。 「俺たちも詳しいことはわかんねえんだ」 ジャイアンがそう言うと皆黙った。 「さっきの爆発音のことじゃないかな?」 「「「出木杉(さん)!スネオ(さん)!」」」 ドラえもん以外ここに全員が集まった。 「とりあえずさ、ここで集まってても意味がないよ。 一人がポケモンセンターに残っといて皆でレベルを上げとこうよ」 出木杉の提案に全員が同意した。 一時間ごとにポケモンセンターに残る人間を換えて、 全員が落ち着かぬ雰囲気でレベルを上げていた。 夜の10時、ドラえもんが帰ってきた。 全員をポケモンセンターに集める。 全員動揺しているようで、誰もドラえもんに話し掛けない。 張り詰めた空気を破ったのはスネオだった。 「どういうことなんだよ!ドラえもん!」 スネオが声を裏返し絶叫する。 「スネオさん落ち着いて。 ドラちゃんがイベントを変えただけかもし…」 「それはないよしずかちゃん」 しずかの言葉を出木杉が遮った。 「イベントを変えたなら、皆を呼び出さないよ。そうだろドラえもん?」 ドラえもんが頷く。 「さっき、僕はゲームプレイヤーを見てきたんだ。そしたら停止は無理だった。 多分誰かにハッキングされているんだ!」 「ハッキング?」 僕が間の抜けた声をあげる。 「簡単に言えば誰かにデータを奪われているんだよ」 「データを奪われるとどうなるんだ?」 ジャイアンが心配そうに聞く。 「僕がこの装置を制御しようとしても出来ない。だから終了も出来ないんだ」 「どういうことなんだよ!ドラえもん」 スネオも不安げだ。 「無理やり終了も出来ない。僕が確認できたのは、かなり改ざんされたイベントと 一つのデータだった」 「一つのデータ?」 恐る恐るしずかが聞いた。 「簡単だよ。『俺はチャンピオンとして君臨している。 その俺と四天王を含めた総当りで戦え』ってね」 ドラえもんがルールを説明する。 「そこで全員が勝ったら、僕たちは開放されるみたいだ」 そのルールに一同が唖然としていた。 また張り付めた空気が流れた。 そして僕が聞く。 誰も聞くことが出来なかったことを。 「一人でも負けたら?」 「その戦いで僕たちが負けたら、多分僕たちはここから帰ることが出来なくなる!」 ドラえもんがそう悔しそうに答えると、その場にいた全員糸が切れたように 泣き出した。 「ママぁぁー!!」「かあぁぁーちゃぁぁーん!!」 「ウワーーーン!!ママーー!!」「おか―さーん!!」 全員が口々に泣いている中、出木杉だけが泣くのをこらえていた。 そしてドラえもんに泣くことをこらえて聞いた。 「じゃあ勝てばいいんだよね?」 その問いにドラえもんが頷く。 「うんそうだよ。でも相手は多分未来犯罪者だ。僕の機械を ハッキングできるんだから。 僕たちに危険が及ばない可能性は無い。むしろ本気で僕たちを殺しに来るよ!」 「それでも勝てば現実に帰れるんだろ」 泣き止んだジャイアンが立ち上がって叫んだ。 「やってやろうじゃんか!俺様に喧嘩を売ったこと後悔させてやる!」 ジャイアンの一言に皆が立ち上がった。 「そうだね!皆の力を合わせて絶対勝とうよ!」 「私達はいつも色々な危機を乗り越えてきたわ!今回もきっと大丈夫よ!」 「うん!僕たちは負けないよ!ねえドラえもん!」 スネオ、しずか、のび太の順で勇気ある言葉が続いていた。 ドラえもんは皆が戦う決意をしたことに驚いていたようだった。 僕たちの決意を聞いたドラえもんの眼から涙が溢れた。 『多分諦めてたんだろうな。自分の力が負けたから』 ドラえもんは自分から溢れ出る涙を拭いて僕からの問いに答えた。 「そうだ!僕たちは負けない!自分達の世界に帰るんだ!」 ドラえもんの叫びに全員が頷いた。 「じゃあ作戦を決めようよ!おつきみやま奪還だ!」 皆の意思を確認して僕たちは全員で作戦を練り始めた。 現在の状況 ドラえもん ニビシティ ガーディLV17 コイキングLV14 のび太 ニビシティ リザードLV16 ピカチュウLV12 しずか ニビシティ フシギソウLV17 ニドラン♀LV13 スネオ ニビシティ ズバットLV17 ニドラン♂LV13 ジャイアン ニビシティ ワンリキーLV18 出木杉 ニビシティ カメールLV16 ポッポLV13 午後11時24分 ニビシティ ポケモンセンター 「まずは手持ちの確認だ」 出木杉がそう言うと全員がポケモン図鑑を出した。 「ドラえもんがガーディとコイキング。のび太君がリザードとピカチュウ。 しずかちゃんがフシギソウとニドラン♀。スネオ君がズバットとニドラン♂。 タケシ君がワンリキー一匹。僕がカメールとポッポだな。」 「ねえ、これで何を決めるの?」 のびたが疑問を言うと出木杉が答える。 「チーム分けさ。これからはどんなときでも絶対二人一組で行動するんだ」 「そうか! これで危険が減るって事か」 「そう言うこと。でメンバーは・・・」 「とりあえずドラちゃんとタケシさんは組まないべきじゃないかしら? 二人とも戦えるポケモンが実質一体ずつしかいないし」 「そうだね。僕とジャイアンは組まないほうがいいな」 「レベル的に分けるなら、僕かしずかちゃんとジャイアン。 余ったほうとドラえもん。で出木杉とのび太だよな」 「じゃあそれでいいじゃねえか! さっさと行こうぜ!」 「焦るなジャイアン! イベントが変わってるんだから、 敵の強さも変わってると見たほうがいいよ」 いつもと違うドラえもんの真剣な口調に、ジャイアンは 「そうか。すまねえ」と素直に謝った。 「それだったらさあ、最強のスネオとしずかちゃんで組ませて 僕たちがサポートすればいいんじゃない?」 のび太がそう言うと皆が驚いた顔をしてのび太を見た。 「そうか。それでいこう! のび太君いいアイデアだよ!」 「えっ、そう?」 のび太は照れながら笑う。 「それだったら、一応2体いる僕がのび太君と組んだほうがいいな」 ドラえもんがそういうと、出木杉が 「そうだね。僕とタケシ君が組もう。皆それでいい?」 「ああ!」「うん!」「ええ!」「OK!」「よっしゃ!」 チーム分けが終わった。 「次はアイテムだね」 ドラえもんがそう言うと所持金とアイテムを全部出す。 他の皆もそれに習うように全員が出す。 「この前はおつきみやまのポケモンセンターは使えたんだ。 今はどうなってるかわからないけど」 「今は使えない可能性もあるって事か」 ジャイアンが息を飲む。 「期待しちゃいけないって事はここでアイテムを買っていく しかないって事だろ」 スネオがすねた口調で言う。 「でもPPのほうが・・・」 しずかがそう言うと皆黙ってしまった。 PP回復アイテムは零。 つまりポケモンセンターが使えなければニビシティまで戻ることになる。 そんなことをしている暇をくれるとは到底思えない。 「そんなもの気合でどうにかできるぜ!」 「無理だよ、タケシ君! とてもじゃないけどPPが持たないよ」 全員が諦めかけてたその時スネオが出木杉の言葉に引っかかった。 『何だ?今、何か気になる言葉が』 閃いた。 「皆、タケシだよ!」 スネオを全員が心配そうな目で見ている。 「あのねえ、スネオさん。今は冗談を聞いてる場合じゃないのよ」 「スネオ君、タケシ君が何人いたってPP回復アイテムは 作ってなんかくれないよ」 出木杉としずかは気がついていない。 ニビシティにもう一人タケシがいることを。 スネオはタケシと約束をしていた。 『困ったときは力になるよ』と。 スネオがタケシをポケモンセンターに連れて来た。 出木杉としずかは気がついた、ここにタケシが二人いたことを。 「君たち、おつきみやまに行く気なのか? 危険だ、止めなさい!」 「僕たちはどうしても行かなくちゃいけないんですタケシさん! だからお願いだ、僕たちに協力してください!」 「「「「「お願いします!」」」」」 タケシは少し考え込むそぶりを見せたが、彼らはどうやら本気の目だ。 自分が止めても行くだろう、確実に。 「しょうがないな。少年との約束もあるし引き受けるよ」 そういうとタケシは協力を引き受け、要求を聞いた。 「で、俺に何をして欲しいんだ?」 「PP回復アイテムを持っていたら少し分けてください」 「それだけでいいのか?」 「ええ。これは僕たちの問題です。僕たちで解決します」 「そうか」 タケシがそう言ってポケモンセンターに避難していた フレンドリィショップの店長に話し掛ける。 「店長」 「な、何だね? タケシ君」 「回復アイテムを用意してください。彼らが おつきみやまの騒動を止めに行くそうです」 「彼らが? まだ子供じゃないか!」 「俺はこの町を守るからここを出られません。 でも彼らは元をつぶしに言ってくれるというんです。 店長協力してください。お願いします」 タケシが深々と頭を下げる。 「わかったよ、タケシ君。おい、そこの君たち! なにが欲しいんだ!」 店長が遠くで話を聞いていたドラえもんたちを呼んだ。 午後11時42分 ニビシティ フレンドリィショップ ドラえもんたちがフレンドリィショップに招待されると、店長が明りを灯した。 「さあ持っていってくれ」 そこには色々なアイテムがおかれていた。 「あの代金は?」 遠慮がちにしずかが聞くと 「ああ、そんなもんいらんよ。君たちが変な奴等を追い払ってくれるんだろう? そいつ等がいなくならなければ、客がこないからな」 「じゃあ全部貰っていいか!」 ジャイアンが大声で言う。 「少しは遠慮しようよ、ジャイアン。ただで良いって言ってくれてるんだからさ」 スネオがジャイアンを諭している間 「全くジャイアンめ、少しは遠慮しろよ!」 「ドラえもん、そんなに怒らないでとりあえずこっちのアイテムを持ってよ」 「PP系は各自種類別のを1個ずつで良いかな?」 「ええそれくらいで問題ないと思うわ」 「いい傷薬がここにあるとはショップも変えられてるね」 「とりあえずいい傷薬は一人5個、傷薬は10個でいいんじゃないかしら」 「しずかちゃんに賛成!」 のびたが大声で叫ぶとアイテムの整理が一段落した。 「次は状態異常回復アイテムね」 「多分相手はロケット団だよね?」 「まず間違いないだろうね」 「タケシさんが言ってたことによると、あっちのポケモンセンターも 占拠されてるんだっけ?」 「言ってたね。ポケモンセンターの開放は僕とのび太君で引き受けて、 他はおつきみやま突入」 「相手が使うとしたら基本は毒よね」 「毒消しは一人5個、麻痺治し3個、火傷治し3個、 氷はないと思うから後は何でも治しが6個あるから一人一つずつ 持っていこう」 回復アイテム選びが終了した。 タケシがフレンドリィショップに入って来た。 「おーい。君たち」 そう声をかけられてやっと気付いた皆さん。 『気付いてやれよ』 店長は心の中で思っていた。 「タケシさん。何かあったんですか?」 「問題は何も起きてないよ」 『じゃあ何で君は来たのよ』 店長は心の中で聞いた。 「君たちにプレゼントをあげに来たんだ、それ!」 そう言って全員に放り投げた。 「これは・・・タイプ技強化アイテム!」 「何でこんなものをタケシさんが?」 しずかが疑問に思う。 「こう見えてもジムリーダーだ。アイテムは色々ある。 だが基本的にジムリーダーがアイテムを渡すのは禁止なんだ。 だけど今回は事態が事態だからな。君たちの無事を祈ってこれを託す。 何、君たちなら悪用しないだろう。スネオ君のようにね」 そう言ってタケシは自分の仕事があるといって去っていった。 『さすがタケシ君。ジムリーダーに選ばれる素質だね!』 店長が心の中で褒め称える。 「でもさあ」 「どうしたのドラえもん?」 「僕だけ気合の鉢巻なんだよね」 「なかったんじゃない? 木炭は一個しか」 「やっぱりそうかなあ」 ドラえもんが首をかしげていると 『ドォォォォォォーーーーーーーン!!!!』 本日2回目の爆発音が鳴った。 午前0時 ニビシティ3番道路前広場 「君たち!」 「タケシさん、何があったんですか!?」 「今3番道路から敵が入ってきた! どうやら博物館に一部敵がいった みたいなんだ! そっちのメンバーで手が開いてたらそっちに向かってくれないか!? 俺は3番道路を抑えるのに手一杯だ!」 「ドラえもん! 僕たちが行くよ!」 「俺様達に任せとけ!」 ドラえもんは考え込み、判断を下す。 「わかった、そっちは頼むよ」 「死ぬんじゃないぞ二人とも!」 「二人とも無事でね」 「僕たちはおつきみやまに向かうよ」 「俺様達が負けるかよ!」 「僕もついてるから大丈夫! 安心して行ってくれ」 そう言うと出木杉とジャイアンは博物館に向かって走っていった。 「僕たちも行こう!」 「頼んだぞ、君たち」 僕たちは飛び出した3番道路へ。 午前1時12分 お月見山ポケモンセンター前 「ここで僕たちもお別れだね」 「負けるなよ、スネオ。しずかちゃん」 「僕がやられると思うのかい? 安心しろ!」 「私たちも行ってくるわ。二人とも死なないでね!」 「うん。また皆で会おう!」 全チームが分かれた。 長い夜が始まる。 現在の状況 ドラえもん お月見山前ポケモンセンター ガーディLV21(気) コイキングLV19(学) のび太 お月見山前ポケモンセンター リザードLV20(木) ピカチュウLV19 しずか お月見山 フシギソウLV24(種) ニドリーナLV20 スネオ お月見山 ゴルバットLV24(毒) ニドリーノLV20 ジャイアン ニビシティ化石博物館 ワンリキーLV27(黒) 出木杉 ニビシティ化石博物館 カメールLV23(雫) ポッポLV22 次へ
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ドラえもん(テレビ朝日) ドラえもん 2019年10月~19年12月 共通事項 放送時間…土曜17 00~17 30 固定スポンサー 朝日新聞 McDonald s 小学館 2019年10月5日 0’30”…LOTTE、朝日新聞、バンダイナムコエンターテインメント、McDonald s、BANDAI、クレハ、小学館 2019年10月19日 0’30”…朝日新聞、バンダイナムコエンターテインメント、LOTTE、クレハ、小学館、McDonald s、BANDAI 2019年12月7日 0’30”…日本コロムビア、小学館、エポック社、McDonald s、バンダイナムコエンターテインメント、朝日新聞、タカラトミー 2019年12月14日 0’30”…タカラトミー、バンダイナムコエンターテインメント、朝日新聞、McDonald s、日本コロムビア、小学館、エポック社